「青函連絡船記念館摩周丸」15日にリニューアルオープン

update 2008/5/31 13:38

 函館市若松町12の観光施設「青函連絡船記念館摩周丸」が、6月15日にリニューアルオープンする。かつて連絡船の普通席として利用されてきたカーペット張りのスペースが復活するほか、地域の団体向けのギャラリーや喫茶コーナーを新設。14日はプレオープン企画として、元JR東海会長で、全国産業観光推進協議会副会長の須田寛氏を招き、基調講演とパネルディスカッションを予定している。

 4月に市から同施設の指定管理者に選定された、NPO法人「語りつぐ青函連絡船の会」(木村一郎理事長)が、グリーン指定席で使用していたいすを設けたり、新たなパネルを展示するなど、段階的な改装に着手。6月15日は摩周丸のしゅん工記念日にあたるため、内部をさらに刷新する。事業費は約400万円。

 カーペットを敷くのは、煙突下のホール広さ約43平方b。ギャラリーは地元のグループが利用できる展示スペースとし、喫茶コーナーではロシアを題材にロシアンティーやピロシキなどを提供。7月ごろまでをめどにグリーン席に過去の映像を鑑賞できるモニター、カーペット席には子供用のスペースなどを設ける予定。

 14日午後3時からは、プレオープンイベントとして、「摩周丸ひかりふたたび『青函連絡船と北海道の産業観光』シンポジウム」と題し、須田氏が基調講演。パネルディスカッションでは、西尾正範市長と音楽評論家の湯川れい子さんも加わる。入館料(大人500円、小中高校生250円)を払えば、受講無料。年間パスポート(大人1000円、小中高校生500円)でもよい。

 申し込み、問い合わせは青函連絡船記念館摩周丸TEL0138・27・2500。

提供 - 函館新聞社



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