昨年度、函館市 情報公開請求147人

update 2008/5/31 13:38

 函館市は2007年度の情報公開制度と個人情報保護制度の利用状況をまとめた。情報公開制度に基づく公文書の公開請求者は147人、請求内容に該当した公文書は2287件だった。請求者数は06年度の152人に次ぎ、過去2番目の多さ。市文書法制課は「制度の周知が進み、新たに公開請求をする人が増えている」と話している。

 07年度に開示した公文書2287件のうち、公開は2008件。プライバシー保護などの理由で一部公開になったのは129件、非公開が135件、公開決定前に開示請求を取り下げたのが15件あった。

 請求に基づく公文書の開示件数は05年度が約2万4000件、06年度が約8700件と突出して多いが、これは情報の請求内容によって該当する公文書が多くなる場合があるため。05年度は市民会館の利用状況などに関する公文書だけで約1万9500件、06年度は定期刊行物の購入伝票だけで約3500件あった。

 昨年度の主な請求内容は▽政務調査費や費用弁償など議会関係▽指定管理者関係▽旧函館検疫所台町措置場の活用に関する文書▽旧函館ドック跡地のゴライアスクレーン撤去問題に関する資料や文書▽福祉行政関係―など。公開件数が多かったのは、消防用設備点検業務委託の関係文書が520件、費用弁償関係が292件、市長交際費関係が273件など。

  一方、個人情報保護制度の運用状況は、3月31日現在で2921件あった。個人情報の収集例は、市の委員会や審議会の委員選任、生活保護の認定、介護保険の申請や変更手続きなどさまざま。昨年度の個人情報の開示請求者は8人で、同年度に開示された内容について4人が不服申し立てをした。

 情報公開請求、個人情報開示請求は市役所6階、文書法制課が窓口となり、原則として14日以内に開示するかどうかを決定する。

提供 - 函館新聞社



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