駒ケ岳の入山規制継続、ことしも「勉強会登山」実施へ

update 2008/5/30 19:54

 【森】函館市や七飯、鹿部両町、函館海洋気象台、渡島支庁などで構成する駒ケ岳火山防災会議協議会(会長・湊美喜夫森町長)は29日、駒ケ岳自然休養林保護管理協議会(同)との合同会議を開き、1998年10月から実施している駒ケ岳の登山規制の継続と、昨年1回だけ実施した「勉強会登山」を7月から9月にかけて数回行うことを決めた。

 駒ケ岳は96年の噴火以降、98年、2000年と小噴火を繰り返している。01年に火山性微動が観測された以降、目立った活動はなく「静穏」を保っているが、前兆現象が乏しく、噴火までの推移が早い特性から、両協議会は慎重な対応を取り、規制を継続している。

 会議では駒ケ岳の特性を改めて確認するとともに、防災対策への課題などを検討。安全面や防災面を考慮し、入山規制は続けるものの、高まる登山愛好者の入山を求める声なども踏まえ、防災教育や防災意識の高揚を目指す目的の勉強会登山は行うことを決めた。

 昨年は予定していた3回の登山のうち2回が大雨の影響で中止になっている。ことしの勉強会登山の内容や日程は詳細が決定した後、両協議会の構成自治体、森林管理署のホームページや広報紙などで発表し、参加者を募る。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです