支庁再編、来月4市町 条例提案強行で抗議運動
update 2008/5/28 13:49
【札幌】支庁統廃合に反対する江差、日高管内浦河、根室、留萌の4市町の緊急首長会談が27日、札幌で開かれ、道が6月10日開会予定の第2回定例道議会で、支庁再編に関する条例提案を強行する場合、1000人規模の抗議運動を6月上旬にも道庁周辺で展開する方針で一致した。
濱谷一治江差町長、谷川弘一郎浦河町長、高橋定敏留萌市長は同日、道議会の道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会を傍聴。根室市を含む4市町から議会関係者ら約30人が傍聴席に陣取り、支庁再編への反対姿勢をアピールした。
道議会では、最大会派で知事与党の自民党・道民会議が30日の幹事会で、条例提案の是非をめぐる会派の方向性を議論。6月2日の議員総会で最終判断を行う見通しという。
委員会終了後に開いた首長会議では、道が条例提案を強行したり、道議会自民党が条例提案を容認した場合の対応を協議。道や道議会の情勢を見極めながら、必要に応じてただちに道庁や道議会周辺で抗議行動を展開できるよう、4市町で1000人規模の動員体制を整えることで合意。抗議活動では道庁や道議会を住民らで包囲するほか、市内中心部でのデモ行進などを想定しているという。
4市町は当初、30日にも抗議運動を行う方針だったが、日高、根室、留萌の3支庁区選出の自民党道議から「幹事会での議論を慎重に見極めてほしい」との要請を受けて、実施を見送ったという。
濱谷江差町長は今後の反対運動の展開について「幹事会の議論を見た上で、抗議行動の実施を判断する。道が提案を強行したり、自民党が提案を容認するような事態になれば、道町村会をはじめ地方4団体と足並みをそろえて総力を挙げた抗議行動を展開していく」としている。
提供 - 函館新聞社
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