道南脳卒中地域連携協、地域連携パス説明会

update 2008/5/27 14:35

 脳神経外科医らでつくる道南脳卒中地域連携協議会(伊藤丈雄代表)が運用を進めている診療情報共有システム「地域連携パス」の説明会が26日夜、函館市梁川町のベルクラシック函館で開かれた。市内と近隣市町の医師や看護師、医事職員ら約130人が出席し、ソフトの操作方法などを学んだ。

 地域連携パスには治療内容や薬の処方歴、入退院時の状況などを入力し、患者の同意を得て転院先の医療機関に情報を伝達する。転院やリハビリへの移行などで円滑な治療が期待されている。札幌市の手稲渓仁会病院が構築したシステムを採用する考えで、6月の始動に向けて準備を進めている。

 説明会では同病院の板本孝治・脳神経外科部長と、青山誠・リハビリテーション部長が連携パスの概要や機能などを紹介。板本部長は「(連携パスは)連携を主とした情報共有のツール(道具)。多数の施設で使用が可能で、さまざまな症例に対応できる」などとメリットを語った。

 その後、職種別の実務講習会が開かれ、講師の指示を聞きながら出席者は実際にパソコンを使ってデータの入力方法、情報管理の注意点などを確認した。

提供 - 函館新聞社



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