日新電子も土地取得へ…臨空工業団地
update 2008/5/24 11:34
機械製造業の日新電子工業(東京、社員110人)が函館臨空工業団地(函館市鈴蘭丘町)に土地を取得し、X線分析装置の研究・製造を行う新工場を整備する。同社は同市内日吉町に函館研究所(後藤武所長、社員11人)を構えており、新工場完成後に研究所を移転する計画。西尾市長は「食品製造過程などで異物が混入していないかを調べる機器を開発しており、水産加工が盛んな函館にとって有益な企業」と話している。
西尾市長が23日の記者会見で発表した。先月、観光土産品卸売・製造業の北海道ロビアン商事(札幌)が7年ぶりに同工業団地の土地を取得することが明らかになり、2カ月続けての企業進出、移転の発表となった。
発表によると、日新電子工業が取得する土地は2726平方メートル(826坪)で、分譲価格は2726万円。関係議案を6月定例市議会で議決後、新工場を建設する。規模や開業時期は未定だが、函館研究所と所員が移るほか、未来大や函館高専などから優秀な人材を採用したい考え。市工業振興課は「函館の製造業振興につながる」と期待する。
市は昨年8月、同工業団地の分譲価格を1平方メートル当たり約1万7000円から1万円に引き下げた。西尾市長は「分譲価格の引き下げで、他都市との競争力が付いた。優秀な人材を確保し、製造ラインを拡大したいとしており、特殊だが堅実な製造業」と語った。
提供 - 函館新聞社
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