頂狼飯店の花田さん・青年調理士中国料理コンで優勝
update 2008/5/22 14:49
中国料理店「頂狼(ちょうろう)飯店」(函館市山の手2)のオーナーシェフ花田勝彦さん(33)が、このほど東京で開かれた「第7回青年調理士のための全日本中国料理コンクール決勝大会」(日本中国料理協会主催)の熱菜・畜禽(ちくきん)部門で優勝した。函館からの出場者としては初の快挙で、花田さんは「手ぶらで帰る訳にはいかないと思っていたが、念願だった金メダルという最高の結果を残せた」と、受賞の喜びをかみしめている。
同コンクールは40歳未満の調理人を対象に、2年に1度開催される国内最大規模の大会。料理別で5部門に分かれ、応募総数368点の中から書類審査を通過した各部門10人が決勝に臨んだ。
花田さんの作品は「龍の目に見立てた焼葱(ねぎ)入り鴨(かも)ロールとフォアグラ入り鴨団子の大根詰め蒸し―大輪の花仕立て―」。本番の1週間ほど前から本格的な練習に取り掛かり、制限時間の1時間で料理を仕上げられるようにタイムを計りながら、深夜まで特訓を繰り返した。
大会当日は、「練習以上の成果を出せた」との言葉通り、終了の3分ほど前には料理が完成。大輪の花をモチーフにしたデザインだけでなく、カモ肉の触感や味覚などは加熱度合いで微妙に変化するため、究極を求めた強いこだわりが高い評価を受けたと見られる。
花田さんはこれまで、第3回の熱菜・畜禽で銅メダル、第4回の熱菜・魚介で銀メダルを獲得。次回は2部門制覇に期待が掛かるが、10月に北京で4年に1度開催の世界大会への出場が内定していることから、「このままの勢いで世界に挑めるよう、高いモチベーションを維持していきたい」と気を引き締めている。
同店では、6月に金賞を受賞した料理を楽しめるコースや賞味会を予定している。
提供 - 函館新聞社
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