管内女性トップ今金町86・4歳…道南自治体平均寿命
update 2008/5/21 14:20
厚生労働省はこのほど、全国の自治体別の平均寿命をまとめた「2005年市区町村別生命表」を発表した。渡島、檜山両管内では今金町の女性が全国、全道平均、七飯町の男性が全道平均をそれぞれ上回った一方、森町の男性は道内で最下位となるなど、自治体間で差が見られた。
全国平均は男性78・8歳、女性85・8歳、全道平均は男性78・3歳、女性85・8歳。女性が男性より7―7・5年長生きするという結果となった。
道南でも同様の傾向が見られ、両管内18市町すべてで女性が男性を上回った。女性では、今金町(86・4歳)が両管内で最も長寿。続いて、せたな町、長万部、乙部両町の順だった。男性では、七飯町(78・5歳)が最上位で、せたな町、乙部町と続いた。
一方、女性では福島町と北斗市、男性では森町、、北斗市、松前町などが道内の下位10市町に入った。函館市は男性(77・0歳)が両管内で10番目、女性(84・7歳)が10番目、北斗市は男性(75・9歳)が17番目、女性(84・1歳)が17番目だった。
男女差が最も大きいのは、今金町の9・0歳、最も小さいのは福島、知内両町の7・2歳。両管内の最上位と最下位の比較では、男性で2・8歳、女性で2・7歳の開きがあった。道内の最上位は男性が札幌市手稲区(80・1歳)、女性が胆振管内壮瞥(88・0歳)だった。
女性の平均寿命が管内最上位となった今金町によると、「要因ははっきり分からない」とした上で、高齢者の閉じこもり防止を目的に毎月町内の温泉施設を利用し、健康講座を受けてもらう「あったかサロン友・悠・湯」事業に力を入れてきたことや、自治会単位の希望を取り入れた自主的な講座実施などの例を挙げ、「役割や楽しみを持ち、地域のリーダー的存在となるお年寄りの女性が多いのかもしれない。地元団体のイベント企画も活発で、参加する場が多いのも要因の1つでは」としている。
提供 - 函館新聞社
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