昨年度は単年度黒字…市営競輪
update 2008/5/21 14:19
2005年度から累積赤字を計上した函館市の競輪事業は、07年度に1300万円の単年度黒字に転じる見通しとなった。05、06年度の2年間で7億9300万円あった累積赤字は07年度末で7億8000万円に減少する。当初は08年度からの単年度黒字を予定していたため、1年間の前倒しができた。最終的な決算は6月以降となる。
市競輪事業部によると、07年度の売り上げは、当初予算188億8000万円に対し190億3474万円で、約1億5000万円上回った。人気とグレードの高い「ふるさとダービー」(GII)の売り上げは目標を12億円下回ったが、普通競輪(F1、F2)は目標を13億6100万円上回り、ふるさとの減少分をカバーした。見込まれる必要経費を差し引くと、1300万円の単年度黒字になるという。
売り上げの増加のほか、昨年度から日本自転車振興会の交付金(負担金)の還付制度が始まり、07年度は2億円の還付があった。「単年度黒字の要因はこの2点が大きい」と同部は説明する。
本年度からは一層の経費節減を図る競輪開催業務の包括委託が始まった。市は2011年度の累積赤字解消を目指している。累積赤字分の補正予算は、21日の市議会臨時会に議案を提出する。
提供 - 函館新聞社
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