水稲の播種作業スタート

update 2008/5/20 11:37

 【北斗】水田に直接種籾(もみ)をまく栽培法に取り組む水稲直播推進協議会(事務局・新函館農協大野基幹支店、新関一郎会長)の播種作業が19日、北斗市稲里232の農業冨樫富市さん(58)の水田で始まった。冨樫さんは同協議会が本年度購入した播種機に「ななつぼし」の種籾と肥料をセットし、代かきした水田に規則的に播種。豊穣の秋を思い描きながら、2年目の取り組みをスタートさせた。

 直播は付加価値の向上と低コスト、省力化に期待が寄せられている。同協議会は北斗市内と七飯町内の5人のメンバーで昨年発足し、今シーズンから新たに14人が加わり、作付総面積は20ヘクタール増の32ヘクタールに拡大した。

 冨樫さんも作付面積を昨年の65アールから180アールに広げ、「確実な収穫を目指し、早目に播種した。昨年は冷害があっても一定量の収量があったので、今年も期待したい」と話している。同作業は同協議会メンバーの各農家で順次行われる。

提供 - 函館新聞社



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