箱館五稜郭祭閉幕 「維新行列」迫力の白兵戦
update 2008/5/19 12:51
第39回箱館五稜郭祭(同協賛会主催)は18日、函館市の五稜郭周辺でメーンイベントの「維新行列」や音楽パレードが行われ、2日間の祭りに幕を閉じた。榎本武揚軍や明治新政府軍などに扮(ふん)した出演者総勢約950人が街道を練り歩き、沿道の観客は目の前で繰り広げられる時代絵巻を堪能した。
午後1時、行列は市内の中学・高校9校による吹奏楽の演奏隊を先頭に千代台公園を出発。陣羽織や軍服に身を包んだ両軍も中島廉売から後に続き、五稜郭公園までの約3キロを行進した。榎本軍の開陽丸やペリー艦隊のサスケハナ号の模型には西尾正範市長や畑秀叔渡島支庁長らも乗り込み、沿道の市民らに手を振った。
本町の行啓通で行われた最大の見せ場「白兵戦」は、榎本軍と新政府軍が撃ち合う大砲を合図に幕開け。鉄砲隊の銃撃や迫真の殺陣(たて)を披露したほか、新選組副長の土方歳三の壮絶な討ち死にの場面では、沿道に詰め掛けた見物客からひときわ大きな拍手を浴びていた。
最後に一行は、五稜郭公園に移動し、五稜郭明け渡しの模様を再現した「開城セレモニー」を実施。特設ステージでは祝砲や紅白のもちまきもあり、2日間の日程を終えて閉幕した。
提供 - 函館新聞社
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