物産協会07年度取扱高2年連続20億円台
update 2008/5/17 14:28
函館物産協会(石黒義男会長)は2007年度の取扱高をまとめた。全国各地の百貨店で開かれた物産展での売り上げは前年度比4・7%増の21億4667万円で、2年連続で20億円の大台に乗った。昨年は、道内で食肉偽装や有名菓子の消費期限改ざんなど、食の信頼を揺るがす事件が相次いだが、依然として「食の宝庫・北海道」のイメージは根強い人気があり、全国各地で、水産加工品を中心とした函館近郊の特産品も高い支持を受けた形だ。
同協会は1957年に創立し、昨年50周年を迎えた。現在、水産加工品や海産品を取り扱う企業を中心に、正会員63社、賛助会員12社が加盟している。取扱金額は、03年度に15億円を初めて上回り、以来5年連続で過去最高額を更新している。
昨年度は、全国各地で開かれた道主催の「北海道の物産と観光展」が34会場、百貨店主催の物産展は、115会場、延べ178回に参加。近年は、春と秋の2回開催や、催事期間を数日間延長し、集客を高める百貨店が増えているという。
函館の製品は、定番のイカの塩辛、コンブ製品などの水産品を中心に人気がある。近年は、若者や女性をターゲットにしたスイーツや菓子類にも注目が集まっているという。事務局は「各会員企業が食の安全や安心に留意し、長年培ってきた信頼がある。各地にリピーター客も多く、物産展ならではの対面販売の良さも評価してくれているのでは」と話している。
提供 - 函館新聞社
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