5年間で事業所7%減…06年企業統計調査
update 2008/5/15 13:59
函館市は、総務省が実施した事業所・企業統計調査の結果を発表した。2006年10月1日現在の市内の事業所数は1万5162で、01年の前回調査(旧4町村含まず)と比較し1138(7・0%)減少した。従業員数は13万1904人で、同6248人(4・5%)減少している。
過去30年間で、事業所数は1981年の1万8527が最高で、86年調査から減少を続けている。従業員数も多少の増減はあるものの、96年の14万7711人をピークに減少が続いている。
調査は個人経営の農家・漁家を除き、民間と官公庁の事業所全体を対象とした。
民間事業所を産業別にみると、農林水産業の一次産業が0・1%、建設業や製造業の二次産業が12・8%、サービス業などの三次産業が87・1%を占める。建設、製造、卸売・小売、運輸、金融・保険、飲食店・宿泊などほとんどの業種で減少しているが、医療・福祉は806で前回より5・2%増加した。
従業員数もほとんどの業種で減少しているが、医療・福祉関係は1万4577人で、同20・8%、2506人の大幅増となった。統計を担当する市総務課は「高齢社会に伴い福祉関係の施設が増え、就業の場が増えた」と話す。
民間事業所の規模は、1―4人と5―9人で全体の8割超を占める。10―19人が1割弱で、20人未満の事業所が全体の92・3%。100人以上は123事業所で、構成比はわずか0・8%。男女別の従業者数は医療・福祉、飲食店・宿泊、金融・保険、卸売・小売で女子が半数以上だった。
全国の事業所数は591万1038、全道は25万1883で、ともに前回比6・9%減だった。従業員数は全国5863万4315人で同2・5%減、全道241万4969人で同6・6%減となっている。
提供 - 函館新聞社
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