上磯地区20に23人…北斗市議選展望
update 2007/3/22 13:15
【北斗】在任特例の終了に伴う北斗市初の市議選(4月15日告示、同22日投開票)は、今回だけ合併前の旧上磯町と旧大野町に選挙区を設け、上磯地区の第1選挙区(定数20)と大野地区の第2選挙区(同6)で合計26議席を争う。21日までに第1区には現職16人と元職1人、新人6人の合わせて23人が、第2区には現職11人が立候補の意向を表明。両選挙区とも激戦は必至だ。(統一選取材班)
◆上磯地区(第1区)
過去3回の旧上磯町議選では、いずれも定数26に対して28人が立候補している。今回は現時点で3人が落選することになり、各候補予定者は昨年末から後援会活動を活発に展開し、票固めに奔走している。
今期限りで引退を表明しているのは、共産党の中村貢三氏(71)、公明党の塩清氏(76)と里村幸喜智氏(72)、いずれも無所属の浜西豊氏(56)、谷杉正寿氏(82)、阿部清氏(77)の6人。道議の長谷秀之氏が2005年の道議選渡島支庁区補選出馬で辞職し、3人が死去、1人が出馬するかどうか態度を保留しており、現時点では旧上磯町議の残る現職15人が出馬する予定。これに大野地区から昨年夏に上磯地区に住居を移した現職1人が立候補する。
元職では、旧上磯町長選や昨年3月の市長選を戦った元上磯町議が名乗りを上げた。
新人6人のうち2人は、引退する谷杉氏と阿部氏の後継候補として地盤を引き継ぐ。公明党も後継となる2人を擁立。これに02年の上磯町議選に出馬し落選した1人と女性候補1人が加わる。
◆大野地区(第2区)
過去2回の旧大野町議選では03年が定数18に対し19人、1999年は20人が立候補している。70代以上の現職がまとまって勇退を決めた一方、割り当てられた議席数が一気に半数以下になる。各候補予定者はそろって「過去に例がないほどの激戦になる」とみて、支持者固めに加え、新興住宅地への浸透にも力を注いでいる。
今期で引退するのは、いずれも無所属の福士幸一郎氏(77)、三浦一男氏(77)、高岡清美氏(72)、田島真多秀氏(75)、丹内康吉氏(74)の5人。このうち複数の議員が「若手に頑張ってほしい」とし、後進に道を譲る形を取った。
長尾信秀道議が05年の道議選補選出馬のため辞職し、1人が第1区に移った。新人候補は現段階では名乗りを上げておらず、現職11人のし烈な争いとなる見込みだ。
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3月2日現在の選挙人名簿登録者数は、上磯地区が3万873人(男性1万4452人、女性1万6421人)、大野地区は8672人(男性4072人、女性4600人)。
提供 - 函館新聞社
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