江差高 4学級確保を要請…道教委訪問
update 2008/5/14 17:29
【札幌】濱谷一治江差町長と寺島光一郎乙部町長は13日、道教委の吉田洋一教育長を訪ね、本年度から1学級削減となった道立江差高校(江差町)について、中学校卒業予定者が増える2009年度に限り、従来通りの4学級を確保できるよう求める要望書を提出した。
要望書は江差、厚沢部、乙部の3町長の連名。江差町によると、同高では本年度、少子化に伴う中学生の減少のほか、函館市をはじめ檜山管内以外の高校への進学希望者が増加している影響で、定員160人に対して入学者が118人にとどまった。このため学級数は4学級から3学級に削減された。
ところが、本年度の中学校卒業予定者は今春を35人も上回る254人。例年の同高への進学率から推計すると、入学希望者は140人程度となり「3学級では20人強の中学生が地元での進学を断念せざるを得ない状況」(江差町)になっている。3町は09年度に限定して4学級を確保することで、地元進学を目指す中学生の希望に合った定員を確保することが必要とする。
道教委を訪れた濱谷、寺島両町長は「新年度の特例的な措置として4学級の確保をお願いしたい」と要望。吉田教育長は「学級数を削減した学校は、翌年度以降も同じ学級数とするのが通例だが、子供たちの状況を踏まえて十分に検討したい。地域でも地元進学率の向上に協力してほしい」と述べ、対応に前向きな意向を示した。
提供 - 函館新聞社
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