対象入浴剤、販売自粛… 道南のドラッグストア 道が注意喚起

update 2008/5/13 14:21

 硫化水素による自殺が続く中、行政と業界も一体となって未然防止に乗り出している。

 道はこのほど、庁内の関係課の職員を集めた連絡会議を開き、対応策を協議。社団法人道薬剤師会など道内3団体に向け、「(硫化水素の発生に利用されかねない)製品の販売は必要に応じ、身元及び使用目的を確認すること」などとした注意喚起の文書を送ったほか、全支庁に対しても注意を求めた。

 渡島管内の21店舗を含む全国でドラッグストアを展開するツルハ(本社札幌)によると、8日には全店舗での対象入浴剤の店頭販売を自粛。希望者には個別対応し、販売に応じている。一方、渡島・檜山両管内で18店舗を展開するサッポロドラッグストア(本社札幌)も、10日には全店舗での対象商品の販売を中止した。

 両社も加盟する全国組織「日本チェーンドラッグストア協会」(本部横浜市)は9日、全国の加盟店に対し同様に店頭販売中止などを求めている。

提供 - 函館新聞社



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