4月 火災多発25件…函館
update 2008/5/12 13:42
函館市内で火災が相次いでいる。4月の1カ月間の発生件数は25件で、1998年4月の22件を10年ぶり上回ったことが市消防本部のまとめで分かった。今年は雪解けが早く進み、乾燥した枯れ草などが焼ける野火の増加が要因とみられる。同本部は「春先は空気が乾燥し、風が強く吹く時期。ごみ焼きやたばこの投げ捨ては絶対にやめ、火の取り扱いに細心の注意を」と呼び掛けている。
4月の火災の内訳は、建物火災が11件(前年同期比7件増)で最も多く、草地で枯れ草などが燃える野火が7件(同)、ごみ収集車の火災が5件(同3件増)などと続いた。建物火災の内訳は、住宅4件、飲食店2件、作業場2、店舗、工場、機械小屋がそれぞれ1件だった。
特に野火は今年に入り、既に11件発生していて、昨年の同時期よりも1件多い。空き地などでごみ焼きをしていて、その火が強風にあおられて周囲の枯れ草に燃え移るケースなどが目立つという。4月15日には、同市東山町131の空き地で、近所の男性がごみ焼きをしていたところ、周囲の枯れ草に燃え移り約3300平方メートルを焼いた。
同課は「春は空気が乾燥しており、いったん火災が発生した場合、火のまわりが早く大惨事につながりかねない」と警戒を強めており、予防策として▽たき火は絶対しない▽たばこのポイ捨てをしない▽子どもの手の届くところにライターやマッチを置かない―などを挙げ、注意を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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