はこだて菜の花プロジェクトが菜の花の苗進呈

update 2008/5/11 13:58

 菜の花から種(菜種)を取り搾油できることを知ってもらおうと、はこだて菜の花プロジェクト(石塚大代表)は10日、函館市中野町の函館酪農公社隣接地で菜の花の苗を申込者に進呈した。実際に取った油でキャンドルを作り、エネルギーを生む花の魅力をPRした。

 同プロジェクトは2003年2月に発足。菜の花は函館ゆかりの豪商・高田屋嘉兵衛が好み、料理やエネルギーに使える菜の花を広く市民が育て、環境や地域、歴史に対する考えを深めてもらう活動を続けている。毎年同所の畑で花の栽培をしているが、身近に魅力を感じてもらおうと苗を進呈することにした。

 対象はキャンドルなど明かりを使う催しをする団体など。約70鉢を用意し、この日は約10団体が訪れた。黄色い花を咲かせた鉢の前には、キャンドルがハートを描き、訪れた人は菜種のにおいと幻想的な輝きを楽しんでいた。

 石塚代表(41)は「食、地球環境、エネルギーに対し菜の花はそれぞれで活躍するため注目されている。菜種で取った油による明かりが市内に広がっていくのは楽しみ」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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