北海道新幹線 札幌延伸を明記…国交省分科会が「総合開発計画」了承

update 2008/5/9 13:14

 【東京】国土交通省の諮問機関、国土審議会の第11回道開発分科会が8日、都内で開かれ、北海道開発の基本指針となる「新たな道総合開発計画」(2008年度―17年度)の最終案を了承した。同案には北海道新幹線の「新函館―札幌間」整備を明記した事業推進が盛り込まれており、新幹線の札幌延伸を目指す関係団体などの運動に弾みがつきそうだ。同省北海道局は同分科会からの答申を受け、5月中の閣議決定を目指す。

 同計画は人口減少やグローバル化、地球環境問題などの諸課題に対する戦略目標を掲げ、食料供給力の強化や観光振興など具体的な主要施策をまとめている。07年12月にパブリックコメント(意見募集)向けに公表された素案には「新函館―札幌」の記載はなかったが、分科会内での札幌までの区間明記を求める意見を受け、内容を見直した。

 その結果、道新幹線に関しては「着工区間の着実な整備を進める」との記述に加え、「それ以外の整備計画区間である新函館・札幌間について所要の事業を進める」とされた。

 同局は「北海道の将来を見通し、事実を書いた。整備計画区間の着工についての具体的な議論は政府・与党間で行われており、今回の記述はそうした動きを踏まえたもの」としている。

提供 - 函館新聞社



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