こどもの日、各所でイベント
update 2008/5/6 12:50
「こどもの日」の5日、函館は曇り空で、日中の最高気温は4月中旬並みの12・3度と肌寒さを感じる一日となった。市内や近郊では、たこ揚げやラリーゲームなど子どもを対象にしたイベントが開かれ、チビっ子たちの笑顔がはじけた。
◎親子凧作り・凧あげ大会
五稜郭タワー(中野豊社長、函館市五稜郭町)では、伝統的な遊びを子どもに伝えようと「第40回はこだて子供の日 親子凧(たこ)作り・凧あげ大会」(五稜郭タワー主催)が開かれた。約50人の家族連れが参加し、世界に一つの手づくりたこを大空へ揚げた。
「はこだて日本の凧の会」の会員7人を講師にタワー内のアトリウムでたこ作り教室を開催。五稜郭タワーのマスコットキャラクター「GO太くん」のシールを貼り付けた赤いポリシートを参加者に配り縦48センチ、横42センチの「ダイヤ凧」づくりに取り組んだ。
完成したたこを手に五稜郭公園前の広場へ移動し、凧揚げに挑戦。あいにくの強風で悪戦苦闘したが、風向きを見ながら何度も挑戦する親子の姿が見られ、楽しいひとときを過ごしていた。参加した雪田来希君(8)は「作るのは大変だったが、たこ揚げは楽しかった」と笑顔を見せていた。(小橋優子)
◎市民の森で交流フェス
函館市上湯川町の「市民の森」では、「こどもの日交流フェスティバル」(函館市主催)が開かれた。市内の児童館を利用する子どもたちや引率の指導員ら約200人が参加。公園内に設置したチェックポイントを回るネイチャーラリーで園内散策を楽しんだ。
開会式で、市子ども未来室の妹尾正白室長は「自然観察など、いろいろな体験を、寒さに負けないで楽しんで」とあいさつ。子どもたちは早速、地図を手にネイチャーラリーに出発した。
園内の10カ所に設けられたチェックポイントでは、花の名前を調べたり、鳥の観察をするなど、与えられた課題にチャレンジ。子供たちは、友達と協力しながら、寒さを忘れて笑顔を見せていた。ラリー終了後は、児童館ごとにチームを作り、玉入れ大会を行い、交流を深めていた。
上湯川児童館を利用する函館湯川小3年の石坂浩章君は「竹とんぼづくりが楽しかった」と話していた。
◎ネイパル森でこども祭り
【森】森町駒ケ岳657の道立森少年自然の森(ネイパル森)では、「こどもの日まつり」が開催された。会場は大型連休の思い出づくりをしようと、フリーマーケットやジンギスカンなどを楽しむ約700人の家族連れや観光客らでにぎわった。
いす作りやクラフト体験、銅版に絵を書いて作る「七宝焼き体験」などのイベントが行われた。「パン作り体験」では、パン生地を細く伸ばしてスギの棒に巻き付けるなど、夢中になって取り組む参加者の姿も。15分後には熱々のパンが完成し、「おいしい」と笑顔。
子どもたちが長蛇の列をつくっていたのは「どさんこ乗馬体験」。ゆっくりと歩く馬にまたがり、記念撮影をする来場者の姿も見られた。親子で参加した北斗市在住の前川千春さん(34)と長女・萌南さん(6)は「馬の肌触りが気持ち良かった。乗ったときの眺めも良く、楽しかった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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