06年「函館市の1日」出生5・3人、死亡は8・8人

update 2008/5/6 12:48

 函館市の2006年は、1日当たり5・3人が生まれ、8・8人が死亡し、差し引き3・5人の自然減。転入が同29・3人あったが転出が36・1人で、社会減は6・8人だった。05年に比べ自然減は0・2人、社会減は2・4人増えている。市がまとめた2007年版統計白書から、このような「1日」が浮かび上がった。

 基礎データは06年、もしくは06年度。市の人口動態調査や住民基本台帳、各種統計のほか、他の官公庁や民間企業の統計から、人口、各種産業、貿易、社会福祉、治安などの状況をまとめた。

 主な「1日」をみると、結婚は4・1組だが離婚も2・0組。水道使用量は10万立方メートル、郵便配達数が16万1000通、船舶入港が43隻、市電利用者は1万8000人でバス利用者は2万人だった。

 刑法犯罪の発生は13件、交通事故は5件、救急車出動は37件で、前年とほぼ同じ。市立病院の利用件数は06年1699人から07年は1550人に減少している。

 市民生活に関連したデータでは、普通乗用車は1世帯に0・7台、大学進学率が35・0%。市民1人当たりの一般会計予算額が43万6000円だった。市職員は市民76人に1人、教員は小学生17人に1人、中学生14人に1人、学校(小中高校)は人口2939人に1校の割合となっている。

 産業別で大きな変化が見られたのが製造出荷額。工業統計調査によると、04年に2939億8000万円あったが、05年は1797億7000万円と大幅減となった。04年に1211億5000万円あった飲料・たばこ・飼料が、JT函館工場の閉鎖でたばこが全減し、05年は28億4000万円に落ち込んだ影響が大きい。

提供 - 函館新聞社



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