愛ラブ9条フェスティバル
update 2008/5/4 13:26
「愛ラブ9条フェスティバル 5・3憲法記念日の集いin道南2008」(実行委主催)が3日、函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で行われた。絵本の朗読や演奏会、映画上映などさまざまな催しが開かれ、参加者は平和憲法の意味や大切さについて考えを深めていた。
同実行委は「戦争をしないための選択・9条を考える道南の会」を中心とした道南の市民団体約25で組織。毎年、同会では同集いを開いているが、実行委形式では初めて。
2階ホールで行われたメーンプログラムの冒頭、実行委の横山節郎さん(54)が「平和を考える多くのイベントから、1つでも2つでも心に残してほしい」とあいさつ。第2次世界大戦末期の沖縄戦を題材にした絵本「おきなわ 島のこえ」(小峰書店)がスライドで上映され、地元の絵本サークル「函館絵本の会銀のふね」の和田ふみえさん(50)が朗読した。同絵本の海外販売に力を注ぐ函館ラ・サール中学・高校のカナダ人教師ピーター・ハウレットさんが「憲法9条は日本の宝。地球温暖化など危機的状況の今こそ、世界に持っていくべき」と訴えた。このほか、地元ミュージシャンによる演奏や平和を訴える映画上映、戦争パネル展などが行われ、会場は多くの家族連れらでにぎわった。
絵本の朗読を鑑賞した函館市の計良正子さん(52)は「日常では当たり前な『平和』を守るため、1人1人の行動が必要とあらためて感じた」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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