函館市が記念事業計画…日加修好80周年
update 2008/5/3 13:11
函館市は本年度、日本とカナダの修好80周年を記念した事業を開催する。詳細は在日カナダ大使館の意向などを確認して決めるが、市国際課は「12月のはこだてクリスマスファンタジーに合わせて、カナダと函館の友好関係を紹介するイベントを考えている」と話している。
1928年に日本がオタワに公使館を設置し、正式に国交を樹立してから80周年を迎えた。
函館市はカナダ・ハリファクス市と1982年に姉妹都市提携を結び、昨年は提携25周年の節目となった。今年1月にはピーター・ケリー市長が初来函し、市民をはじめ函館ハリファックス協会(山崎文雄会長)などの友好団体と親交を温めた。ハリファクス市からは98年の第1回クリスマスファンタジーから毎年、ツリーのモミの木が寄贈されている。
市はこうした友好関係やカナダを紹介するパネル展の開催、カナダ映画の上映、カナダ大使館職員を招いての講演会などのイベントを考えている。クリスマスファンタジーの開幕も例年通り、大使館関係者を招いて点灯式を行いたい考えで、今後、大使館やファンタジー実行委員会などと調整していく。
同課は「函館と同様、ハリファクス市も映画のロケ地や舞台となる街。ともに映画祭を実施しているほか、ハリファクスにはアニメなどのクリエーター(作者)も多いと聞いている。実りあるイベントを企画したい」と話している。
在日カナダ大使館は、日加修好80周年事業について「政治、経済、ビジネス、科学技術、文化、教育など各分野での日加間の友情と協力を振り返り、今後の80年を希望的にとらえる機会としたい」としている。
今年の函館市は、国際交流イベントが豊富。ロシア領事館が開設されて150周年を迎えたことから、この1年を「函館におけるロシア年」として関連イベントを計画しているほか、7月の北海道洞爺湖サミットではロシア政府首脳の訪問を大使館や政府高官に要請している。
提供 - 函館新聞社
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