男性ユニット「りぼん」初のCD
update 2008/5/2 10:07
函館市内で活動する男性ユニット「りぼん」のファーストシングル「ポケットの中の虹」が完成した。脳外傷友の会「コロポックル」道南支部作業所(大町)に通うナミ(奥井直実)さんの作詞、職員のタッカ(高島啓之)さんの作曲で初めて形になった1曲。市内で音楽活動する曽山哲夫さんがCD制作を手掛け、プレゼントした。2人は「活動のきっかけとなった大切な曲を多くの人に聞いてほしい」と話している。
りぼんは、昨年春から活動をスタート。交通事故の後遺症で同作業所に通うナミさんが以前、バンド活動をしていたことを知り、タッカさんが「詞を見せてほしい」と持ち掛けたのがきっかけ。ナミさんの詞にタッカさんが曲を付け、誕生したのが「ポケットの中の虹」だった。
世の中の厳しさをまだ知らず、何でも宝物にしてポケットに詰め込み、走り回っていた子供時代の淡い恋心を表現したラブソング。ハーモニカ担当のナミさんは「子供のころを思い出し、鼻歌で歌ってもらえる曲になれば」と話す。生演奏と雰囲気を変え、CDはタッカさんがささやきかけるように歌い、安らげる曲に仕上がった。
3月のライブで2人の演奏を聴いた曽山さんが「この曲をCDにして名刺代わりにしたら」とレコーディングや編曲に協力し、CD化が実現。2人は「自分たちではできなかったことなので、せっかくのチャンスを生かしたい」と感謝。「この先があると信じて、どんな形でもいつかフルアルバムを作りたい」と意欲を見せる。
市総合保健センター(五稜郭町)1階の売店「あんだんて」で5月中旬から販売予定。1枚500円。問い合わせはコロポックル(高島さん)TEL0138・22・6188。
提供 - 函館新聞社
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