大農高の乳牛が体型審査で過去最高得点

update 2008/4/26 11:31

 【北斗】大野農業高校(北澤住人校長)農業科畜産部門班の3年生8人が中心となり飼育する乳牛「ダイノー・インスピ・ラブリー・ストーミー」(雌・6歳4カ月)がこのほど、日本ホルスタイン登録協会が行う本年度の体型審査で過去最高の92点を記録した。昨年度、道内3万5727頭中、92点以上は獲得したのは19頭のみ。先輩から受け継いだ飼育のノウハウに加え、何事も楽しく頑張る8人の努力の結果。班長の對馬翔太さん(3年)は仲間とともに「うれしい」と笑顔を見せている。

 ストーミーは2005年、07年に開かれた牛の審査大会で最高位に輝き、07年には世界でも最高称号である「エクセレント」を獲得。ストーミーの祖母、母も過去獲得しており、全国の農業高校初の「3代エクセレント」の快挙を成し遂げた。性格はおとなしいが、体調管理が難しく休日返上で世話をしてきた。對馬さんは「病気にならないよう干し草の取り換えなどに気を遣った」と振り返る。

 同審査は年2回、同協会道支局が現地を訪れ実施。背中の線や乳房の形など身体の各部位を詳細に審査し、長期にわたり泌乳能力を発揮できるかを判定する。昨年2月(91点)に比べ乳房の形が良くなったとし評価を伸ばした。

 今後、審査員の評価を生かした飼育を続けるとともに、ストーミーの子・アリュール(雌・1カ月)もエクセレントを獲得し、「4代エクセレントに」となるよう仔牛の世話にも力を入れる。

 ストーミーは5月20日に八雲町で開かれる「道南B&Wショウ」に出場予定で、大会時、リードを引く可能性が對馬さんら3人は「受賞を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです