7年ぶり土地分譲…臨空工業団地

update 2008/4/25 11:43

 観光土産品卸売・製造業の「北海道ロビアン商事」(本社・札幌、和田真幸社長)が、函館臨空工業団地内に新たに土地を取得することが決まった。同団地内の新規分譲は2001年3月以来7年ぶり。5月に仮契約を結び、市議会の議決を経て正式に土地を分譲する。記者会見で西尾正範市長は「昨年8月に分譲価格を引き下げた大きな効果が出てきた。(将来的に)新規雇用も見込まれ、新しい函館ブランド誕生も期待できる」と述べた。

 同団地の総面積は27万3000平方メートルで1988年に造成を開始。現在、精密機器メーカーなど9社の事業拠点がある。昨年8月、企業誘致の競争力を高めるため、1平方メートル当たり1万7060円の分譲価格を同1万円に値下げしていた。

 同団地内に函館営業所を持つ同社は、数年内に菓子製造工場を新設する計画があり、新たに約3621平方メートルの区画を取得する。

 また、横浜に本社を置くソフトウエアシステム開発業の「アットウェア」(牧野隆志社長)が、4月に市内本町に「函館ラボラトリー」を新設。同社は東京・秋葉原にある公立はこだて未来大学のサテライトオフィスを通じて函館進出を決めた。今後、地元からも技術者を採用するなどし、事業拡大を図る意向を持っているという。

 西尾市長は「企業が北海道に目を向けてきていることもあり、引き合いも来ている。業種ごとにきめ細かく育成施策を組み立て、企業を呼ぶことに全力を注ぎたい」とし、産業振興に意欲を示した。 

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです