「頂狼飯店」の3人、全日本中国料理コンクールに出場
update 2008/4/23 13:29
中国料理店「頂狼(ちょうろう)飯店」(函館市山の手2)のオーナーシェフ花田勝彦さん(33)と調理師の田近愛さん(34)、内藤沙央里さん(21)の3人が5月14日、東京で開かれる「第7回青年調理士のための全日本中国料理コンクール」(日本中国料理協会主催)の決勝に出場する。
同コンクールは2年に1度開催される国内最大規模の大会で、中国料理の調理に携わる40歳未満が対象。原材料費や分量などの規定に沿い、自らが考案したメニューのレシピと写真を添えて予選に応募し、料理別の5部門で各10人が決勝に進む。今回の応募総数は368点で、道内からの決勝進出者は7人。
本番では1時間の制限時間内に料理を仕上げる。各部門ごとに、1位には金賞と10月に北京で開催される4年に1度の世界大会への出場権が与えられる。2、3位の銀賞、4、5位の銅賞も選出される。花田さんは熱菜・畜禽(ちくきん)部門に出場。第3回では4位、第4回では2位になった。今回は中国料理であまり取り入れられていないカモ肉を用い、ネギやダイコンなどとともに、大輪の花のように見せる飾り付けで勝負をかける。
初出場の田近さんは定食部門。「全体のバランスを考えながら、ヘルシーさにこだわった」と、クロソイやサクラマス、旬の春野菜を使い、前菜3品、五穀米などのご飯、スープなどの膳を調理する。内藤さんはデザート部門で、「中国の伝統的な技法と西洋の要素を融合させ、現代風にアレンジした」という3種類の揚げ菓子とパフェ作りに挑戦。田近さん、内藤さんともに「時間内に納得のいく作品を」と口をそろえる。
花田さんは「普段と違う環境の中で、本来の力を発揮できるかが鍵」と2人を気遣った上で、「同じ選手として自らの腕を存分にアピールし、3人でメダルを持ち帰りたい」と意気込んでいる。
提供 - 函館新聞社
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