母校の記憶いつまでも 函館北・東高で閉校式
update 2007/3/21 12:28
新年度に統合し、「市立函館高校」として開校する函館北・東両高校は20日、各校で「閉校式」を行った。函館東(森武校長)は在校生や卒業生、旧教職員、市関係者ら約1000人が参加。校歌合唱やスライド上映などで別れを惜しみ、67年間の歴史に幕を下ろした。
森校長は「歴史の変換期に必要なのは若者のエネルギー。新しい高校では今まで以上にワクワクするものを創造してほしい」と新しい高校への期待感を込め、平沼冠三同窓会長(新制18回生)は「心の中には『青雲魂』『青雲の志』が残り、消えてなくなるものではない」と話し、統合後も変わらず支え続ける思いを語った。
在校生代表の早川裕香さん(2年)は「先輩方や地域への感謝の気持ちを北高の人と共有し、素晴らしい1ページを刻める学校づくりを行いたい」と新設校1期生としての決意を述べた。
放送局(熊田雅章局長)が編集した約30分間の「思い出」のスライドが上映された。学校生活や校舎、部活動、あんどん行列の歴史を約400枚の写真で紹介すると、会場からは歓声や懐かしむ声が上がった。
全員で校歌を合唱後、森校長は函館市教育委員会の新里光代委員長へ校旗を返納。来場者は寂しさをにじませながらも、笑顔で式を締めくくった。
「市立函館」の開校式は4月9日、函館市民会館で行われる。
提供 - 函館新聞社
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