台湾から初の修学旅行生…来月下旬

update 2008/4/22 11:11

 台湾・台中市の高校生が5月下旬、修学旅行で函館市内を訪れることが決まった。台湾からの修学旅行の受け入れは今回が初めてで、市が2006年から進めてきた誘致活動が実を結んだ形だ。函館滞在は5月26日から3日間の予定で、生徒ら約80人が市内観光し、地元高校と交流を図る。市観光コンベンション部は、来函客数増加につながるとして、修学旅行のルート開拓に期待を寄せている。

 今回函館を訪れるのは、台中市内の進学校で国立台中第一高校、台中女子高校の1、2年生約70人と教職員ら7人。5月26日に成田経由で来函し、27、28の両日は市立函館高校と函館白百合高校でそれぞれ書道や音楽、英語などの合同授業に臨む。札幌などを訪れた後、31日に帰国する。

 市によると、台湾の高校が海外で修学旅行を実施する場合、地元の学校との国際交流を組み込むことが多く、誘致は観光地としての魅力だけでなく、交流事業の受け入れ態勢の充実が課題となる。

 こうした課題に対処するため、市は06年に東京で関係者からの情報収集や、台湾教育関係者らの視察団を市内に招くなど、積極的に誘致活動を展開。同11月には市内旅行業者や高校関係者らでつくる「台湾訪日教育旅行受け入れ研究会」を設立した。昨年11月に台中第一高から市に打診があり、地元高校との調整を経て正式に決定した。

 海外からの修学旅行は一定の宿泊数が見込めるほか、国際交流振興など、観光、教育の両面で効果が見込める。市ブランド推進課は今回の来函を契機に、函館の一層の魅力を発信する考えで、「市内他校へのPRや受け皿づくりも課題。来年以降の誘致にもつなげていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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