江差高生徒会 ベトナムに運動靴贈る
update 2007/3/21 12:28
【江差】江差高校生徒会(若山恭也会長)は20日、貧困に苦しむベトナムの子どもに役立ててもらおうと、卒業生の運動靴50足を現地に発送した。
発送したのは今春卒業した3年生が使っていた上靴や運動靴など50足。函館北高などの活動を参考に、卒業とともに捨てられていた運動靴を生徒会の呼び掛けで回収。「汚れや傷みが少なくまだまだ使える物も多い」(生徒会担当の大硲正典教諭)という。
初めての発送に向け、副会長の西舘拓郎君(2年)、只野彩子さん(同)、太多諒君(1年)が丹念に箱詰めを行った。バレーボール部から提供された、規格変更で試合や練習で使われることがなくなったバレーボール9個も一緒に納めた。
3人は「日本では簡単に捨てられてしまう靴でも、はだしで暮らしている子が少なくないベトナムでは高価で重宝される。自分たちの靴も大切に使うことでベトナムに送れるようにしたい」と、活動の継続に意欲を見せた。生徒会では新年度、缶ジュースのプルタブやベルマークの回収といったボランティア活動にも力を入れる方針という。
ベトナムまでの送料は、学校祭で開いたバザーの収益金を充てる。靴とボールを納めた段ボール2箱は同日、国際郵便でベトナムに向けて発送。ベトナム中部のフエ市で、ストリートチルドレンの自立支援活動に取り組む「ベトナムの『子どもの家』を支える会」(小山道夫代表)の現地事務所に郵送され、同会を通じて現地の子に配られるという。
提供 - 函館新聞社
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