「ナッチャンWorld」初入港

update 2008/4/19 13:50

 東日本フェリー(函館市港町3、古閑伸二社長)にとって2隻目となる高速フェリー「ナッチャンWorld(ワールド)」が18日、函館に初入港した。同船は5月2日に函館―青森間で就航し、同型の「ナッチャンRera(レラ)」との2隻体制で、一日あたり6、7往復の運航を計画する。

 「ナッチャンWorld」は、オーストラリア・インキャット社製の波浪貫通型双胴船で、大きさは全長112メートル、幅30・5メートル、総トン数は1万700トン。最高時速は約67キロで、同区間を約2時間で結ぶ。

 船体には「パレード」をテーマに、全国の小学生から公募した動物や子どもなどのイラストが描かれている。船内は、ブーススタイルのエグゼクティブクラスシートを就航から約1カ月間は設けずに、展望スペースとして活用。また、船体後部のデッキを乗客に開放する。

 建造費は約90億円で、今月8日のしゅん工までに約1年を要し、13日にオーストラリア・ブリスベンで給油をしてから出発。18日朝に函館港入りし、東日本フェリーの社員らの出迎えを受けた。

 古閑社長は「地域活性化や広域観光化の実現に向けて、しっかりやらなければならない、これからが本番という充実した気持ち。2隻体制になって便宜性も上がるので、多くの人に海のすばらしさをアピールしていきたい」と話していた。

 なお、同船は今後、訓練航海や点検などを済ませ、2日の初便は午前8時の青森発で、函館からは同10時45分発が第1便となる。

提供 - 函館新聞社



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