金森赤レンガ倉庫開業20周年 青函の人が出演する公演などイベント多彩

update 2008/4/18 12:43

 函館市の観光名所「金森赤レンガ倉庫」は、1988年4月に現在の商業施設としてオープンし、このほど開業20周年を迎えた。18日から現金つかみ取りのチャンスがある抽選会やコンサートなど多彩なイベントを展開し、市民や観光客に感謝を伝える。

 ウオーターフロントに位置する倉庫は、運営する金森商船の創設者渡邉熊四郎が1887(明治20)年に函館初の営業倉庫として建設。大火が多い西部地区で火災に強い建物を目指し、れんが造りとした。海運業が栄え活躍したものの、輸送は船から飛行機に変わり、北洋漁業は衰退し、倉庫業としての事業の転換を迫られた。そうした中、函館、青森間に青函トンネルンが開通した。

 同社は歴史的建造物を飲食、物販、ホールを持ったアミューズメントとして第2の活躍の場とした。1988年3月、同トンネルが開通した翌月、名称を「函館ヒストリープラザ」として開業。94年に金森洋物館がオープン、2003年にBAYはこだてが加わり、金森赤レンガ倉庫と改名した。約120年前、世界から来た荷物が出入りした倉庫は現在、世界中から年間約150―200万人が訪れ、市の観光の発展を担っている。

 同社では青函新時代を迎えた年にオープンした由来から、青森で活躍する人を招いた公演のほか、地元出身の舞踊家、音楽家のコラボレーション、宇崎竜堂さんのライブを行う。現金つかみ取りができるスタンプラリーや子どもの絵画展など、幅広い世代が楽しめるイベントも展開する。同社では「市民に愛され、広く利用してもらえる施設としての内容を考えた。今後も活用をお願いしたい」としている。

 

 4月中のイベントは次の通り。

 ▽全館スタンプラリー(18―21日、各館)買い物、飲食500円ごとにスタンプ1個がもらえ、4個で1回抽選。特賞は2000円札つかみ取り(5人)、そのほか500円つかみ取り(10人)や買い物券プレゼントなど。

 ▽2代目高橋竹山津軽三味線公演(19日午後1時半、金森ホール)チケットは前売り5500円、当日6000円。

 ▽ハマック柳田 笑魔術&超話術(20日午後1時、同3時、金森ホール)入場無料。

 ▽宇崎竜堂With横田明紀男LIVE(26日午後7時、金森ホール)チケットは前売り7000円、当日8000円。

 ▽第19回子供の絵画展(26―5月6日、金森洋物館赤レンガギャラリーほか)子供たちの視線で描いた函館の町並みを展示。入場無料。

提供 - 函館新聞社



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