サクラ開花 どっち? 気象協会23日、気象庁は25日予想

update 2008/4/17 12:19

 札幌管区気象台は16日、道内のサクラの開花予想の2回目を発表した。函館市は標本木のある五稜郭公園で、平年より8日、昨年より5日早い25日で、1回目の発表(9日)より3日早まった。一方、15日に日本気象協会北海道支部が独自に発表した開花予想日は23日。平年より早い開花予想に加え、双方が異なる日を発表していることに、市内の反応はさまざまだ。

 サクラの開花予想日は気象庁、気象協会とも過去の開花日と気温のデータから予想式を作成。この式に昨年秋からの気温の経過と今後の予想気温を当てはめているが、予想式、今後の予想気温がそれぞれ違うため、予想日が異なっている。

 五稜郭公園管理事務所では4月に入り、全国から開花日を問い合わせる電話が殺到する中、双方の開花予想日を答えている。「大型連休後半の咲き具合を聞かれると、23日開花なら散り始め、25日ならまだ見ごろと案内しなければならない。答えが複数あると応対が大変」と話す。

 「商品数を調整したり、売り場の雰囲気作りのタイミングをみるのに開花予想は気になる」と話すのは同市石川町の「ホーマックスーパーデポ石川店」。コップや割りばしなど花見の関連商品はすでに並べているが、最も需要が増えそうな時期を予測しなければならないためだ。

 同市昭和のホクレンショップ函館昭和店では開花予想日に左右されず、21日ごろから連休明けまで花見や行楽商品の展開に力を入れる。「できれば連休と花見シーズンが重ならないほうが商品展開が多彩になる」と話す。

 五稜郭タワーでは大型連休中の展望台営業時間延長を当初、5月3―5日に予定していたが、サクラの開花が早いと予想されるため26日から5月5日にした。

提供 - 函館新聞社



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