「函館版」環境サミットの概要固まる

update 2008/4/17 12:18

 「環境問題」を主要な課題にする北海道洞爺湖サミット(7月7―9日)を前に、函館市が開催を計画している「環境サミット2008in函館」の概要が固まった。6月28日午後1時から、函館国際ホテル(大手町5)で開き、市内で環境に配慮した取り組みを進める団体、企業の代表者らのパネルディスカッションなどが行われる。準備、運営を進める市環境部は「地球温暖化防止や自然環境の保全の啓発につなげていきたい」としている。

 当日は明治学院大教授で、環境活動家として活躍する辻信一氏(横浜市在住)が基調講演する。辻氏は家の電気を消し、ろうそくの灯で過ごすイベント「100万人のキャンドルナイト」や、スローライフを推奨するNGOに参画しており、講演では取り組みの状況や意義などについて語ってもらう。

 パネリストは、NPO法人(特定非営利活動法人)NATURAS(ナチュラス)の赤石哲明代表とラッキーピエログループの王未来専務、函館青年会議所の寺井慎一郎理事長、NPO法人南北海道自然エネルギープロジェクトのピーターハウレット代表の4人で、「地球環境に配慮した地域の取り組み」をテーマに意見を交わす。手回しオルガン職人の谷目基さんのオルガン演奏も予定している。

 前日の27日午後8時から旧シーポートプラザ(若松町)で、市民から公募したメッセージを、ろうそくの灯で表す「キャンドルメッセージ」も行う。メッセージは5月1日から16日まで受け付け、最優秀賞をキャンドルメッセージに採用する。サミットは入場無料。定員300人。問い合わせは同部環境保全課TEL0138・51・3348。

提供 - 函館新聞社



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