レトロな車体 今シーズンも
update 2008/4/16 13:43
レトロな姿で市民や観光客から人気の市電「箱館ハイカラ號(ごう)」が15日、今シーズンの運行を開始した。赤を基調とした愛らしい車体が、歴史を感じさせる建物の並ぶ西部地区を駆け抜け、乗客は車窓から趣ある街の風情を堪能していた。
ハイカラ號は1992年、大正時代の図面を基に除雪車を復元し、93年から運行を始めた。車内はぬくもりを与える木張り。車輪が単車なため、独特な揺れや走行音がある。
函館市末広町の八幡坂では、函館湾や今年運行開始100年を迎えた青函連絡船(摩周丸)をバックに、走る姿を写真に収めようとする鉄道愛好家が訪れた。同市美原の男性(66)は「この電車を見ると春本格化を感じる。今日は天気が良いので市内各地で撮影する」と話していた。
始発のみ湯の川発で、日中は五稜郭公園前と函館どつく・谷地頭間を往復する。運行は10月31日まで。料金は一般の市電と同じだが、カード乗車券は利用不可。
提供 - 函館新聞社
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