ことしも「中空土偶」公開…9月に特別企画展
update 2008/4/16 13:41
2007年6月、道内初の国宝に指定された函館市著保内野(ちょぼないの)遺跡出土の中空土偶が、本年度も一般公開されることが決まった。9月に市立函館博物館(青柳町17)で開かれる特別企画展で展示される予定。同館は「せっかくの国宝を、多くの市民や観光客に見てもらえるようにしたい」としている。
一般公開は昨年7月から8月にかけて同館で開催された特別企画展以来。国宝指定後、地元で初めての展覧会とあって、前回は多くの関心が集まり、観光客も足を運ぶなど1万人以上が来場した。
本年度は「国宝 中空土偶と函館発掘物語」と題し、特別企画展を9月上旬から中旬にかけて15日間開催する計画。地元から誕生した国宝をメーンに、函館をはじめとする道南の考古学の歴史を黎明(れいめい)期から現代まで、最新の発掘情報を交えて年代ごとに説明する。
この中で、函館市内・近郊で見つかった土器や石器、土偶などの考古資料300―500点を紹介。期間中、南茅部地区では小学生やその保護者向けの同館講座で遺跡発掘体験も実施する。
開館時間は午前9時から午後4時半(観覧は午後5時)まで。入場料は一般300円、大学・高校生200円、小中学生100円の予定。
問い合わせは同博物館TEL0138・23・5480へ。
提供 - 函館新聞社
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