障害児対象の学童保育所「らるご」 亀田小に開所

update 2008/4/15 11:55

 障害児を対象とした学童保育所「放課後児童クラブらるご」が本年度から、函館亀田小学校(富岡町1)の校舎内に開所した。市内の小学校に通う2年生から6年生の児童10人が登録。学校生活がスタートし、本格的な利用が始まった。

 自閉症など発達障害、知的障害のある児童だけを受け入れる学童保育所は函館で初めて。障害児の保護者らでつくる市内のNPO法人「みんなのさぽーたーわっとな(わっとな)」(山口照美代表)が、市の委託を受けて運営。山口代表は「子供たちが楽しく過ごせる場にしたい。これを機に学童保育に通える子が増えたら」と話している。

 1教室を利用した部屋は、障害児に配慮した造りで、高さ130センチほどの木板で個別ブースを設け、1人1人が落ち着ける場所を確保。ビデオ・DVDの観賞ブース、更衣室、休憩室も用意した。

 部屋での過ごし方が前もって順番に分かるよう、スケジュールで示す方法も取り入れ、ボランティアや指導員らスタッフが常時5、6人体制で対応する。1人で通えない子のために、スタッフが学校から学童保育所まで送迎するサービスも行っている。

 利用者の保護者で市内に住む自営業の女性(46)は「家での仕事だが、子供の療育との両立が大変だったのでありがたい」と話していた。

 ボランティア募集などの問い合わせは、わっとなTEL090・9433・7001。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです