淡い紫 春の妖精/カタクリ咲く

update 2008/4/14 14:22

 函館市青柳町の道路わきでカタクリの花が見ごろを迎えた。付近の人によると、今年の咲き始めは例年より約1週間早かったという。下向きにひっそりと咲く姿は「春の妖精」ともいわれ、通りかかった人たちは清らかな姿に見入っている。

 カタクリはユリ科で、山林に生える。ほとんどの花は淡い紫色で、大きさは約5センチ。約10センチの高さから花びらがそり返るように咲く。

 花は夜や気温の低い日中に閉じる。花の命は約1週間で、種子が地面に落ちた後、新しい花が咲くまでに7―8年を要する。道南では北斗市のきじひき公園の群生が有名。

提供 - 函館新聞社



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