函館市「安全・安心パトロール」本格実施

update 2008/4/14 14:21

 函館市は4月から、公用車による市職員の「安全・安心パトロール」を本格実施している。昨年9月から市民部が13台で試行し、現在は各部局の協力を得て69台で実施している。車両の両側部に蛍光色のステッカーを張り、公用車で外勤する際、地域の安全・安心を見守っていることをアピールし、犯罪の抑止や未然防止に結び付ける。

 ステッカーは磁石のシート式で、縦30センチ、横50センチ。緑地に赤と黒で「安全・安心パトロール中 函館市」と記している。町会のほか、民間企業も車両に「防犯パトロール中」などのステッカーを張って地域の安全確保に貢献していることから、市も官民を挙げて積極的に取り組みを進めようと実施した。

 まずは市民部が7カ月試行し、地域を見守った。幸い、車両に駆け込む市民の姿はなかったというが、同部は「パトロールをしているという一定の周知・啓発効果や犯罪の未然防止効果はあったと思う」と話す。

 4月からは各部局で共有する集中管理の車両41台、環境部や保健所、各支所、病院・水道・交通局なども参加し69台でパトロールを実施している。市内を中心に旧4町村地域まで隅々を走るため、効果が期待されている。

 パトロールに際してのマニュアルも作成し、不審者・車両を見かけたら特徴や行動をしっかり見て記録し、明確な暴力事件と判断できる場合は警察や救急に通報するなどの対応を定めた。市民から通報や救助を依頼された場合は、職員の身分を告げ、通報者を公用車に乗せるなど身の安全を確保する。

 パトロールで確認した不審者情報は、市の「ANSIN(安心)メール」サービスなどでも提供し、地域の防犯力を高める。

 地域の防犯活動は町会などで高まっている。道運輸局から許可を得て、車両に青色回転灯を設置してパトロールしており、市民部も公用車に青色回転灯を設置することを検討している。

提供 - 函館新聞社



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