来月から「サミット給食」
update 2008/4/12 12:31
函館市内の栄養教諭でつくる「函館市栄養教育研究会」は本年度、7月に開催される北海道洞爺湖サミット(G8サミット)に合わせ、参加各国の料理を函館市内の小中学校の給食に取り入れる「サミット給食」を実施する。同研究会が世界規模の行事に合わせてこのような取り組みをするのは初めて。小沢礼子幹事長は「料理をきっかけに世界に興味を持ってもらい、国際理解につながれば」と期待する。
提供する料理は、ドイツの野菜煮込み料理「アイントプフ」や、英国の魚料理「フィッシュアンドチップス」、道産野菜をふんだんに使った日本の「どさんこ汁」。5月のゴールデンウイーク明けから7月の間に、各校で随時提供する予定。このほか学校によってはロシアの「ボルシチ」や、カナダの「サーモンチャウダー」も取り入れる。
同研究会は、食育指導体制の要となる栄養教諭の資格を全会員が取得したのをきっかけに、「栄養教諭として積極的に教育に携わろう」という決意を固め、昨年度に会の名称を変更した。これまでにも世界各国の料理や日本の郷土料理を給食で提供してきたが、今回の取り組みはその決意を実行した形になる。
これまで給食に出したことのないアイントプフやフィッシュアンドチップスは、昨年10月に試作。研究会員の中には、サミット給食の提供に合わせた児童生徒へ食の指導を計画する栄養教諭もいる。小沢幹事長は「野菜がたくさん入っているアイントプフは『農夫のスープ』とも言われ、栄養的にも優れている。子どもたちも満足して食べてくれるのではないか」と話している。
提供 - 函館新聞社
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