後期高齢者医療制度、函館でも保険証未着33件
update 2008/4/12 12:30
75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度が今月一日から始動したが、全国の各自治体では保険証の未着や再発行の対応に追われている。函館市でも、11日現在、あて先不明のため本人に届かず戻ってきた「未着」のケースが33件、紛失などによる再発行は442件(9日現在)に上っている。
市では3月19日に約3万6000人に配達証明を付けて保険証を郵送した。制度が始まったのを機に「保険証が届いていない」といった問い合わせが医療助成課に殺到しており、その都度、再発行をしている。本人が保険証と知らずに廃棄処分したり、紛失したケースが主な要因となっているようだ。
当初70件ほどあった未着についても、職員が所在先を再度調べ直して再送付しているが、中には、一人暮らしなど所在の特定が難しいケースもあり、同課では「できるだけ早く保険証を届けるよう進めていきたい」としている。
保険料の支払いは原則、年金から天引きされ、年金支給日の15日にも1回目の徴収が始まる。仮徴収額の通知を送付した7日以降、1日約100件ペースで窓口に相談や問い合わせが相次いでいる。
制度は道内全180市町村が加入する道後期高齢者医療広域連合が運営。被保険者の資格管理、医療給付の審査・支払いは同連合で行うが、被保険者証などの引き渡しや保険料の徴収などは各市町村が対応する。
提供 - 函館新聞社
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