15日からハイカラ號の運行開始
update 2008/4/11 09:46
函館に本格的な観光シーズンの訪れを告げる復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」の運行が15日から始まる。市交通局では4月に採用した新人の客室乗務員(車掌)2人が、運行開始に向けて研修を受けている。16年目のシーズンを迎えたレトロな車体が、今季も函館の街並みに彩りを添える。
ハイカラ號は1910年に千葉県で運行を開始。18年から36年まで函館で客車として活躍した後、除雪用のササラ電車として改良された。92年の市制施行70周年記念事業で復元し、93年から営業運行を始め、毎年多くの観光客や市民に愛されている。
本年度、車掌として採用された小野まゆさん(25)と成田幸子さん(23)はともにハイカラ號にあこがれて応募。現在、試運転中の車両で切符販売など車掌業務の研修を受けている。指導する角田晃教さん(34)は「運転手と息を合わせることが大切」と説明。小野さんと成田さんは「乗客の思い出に残るような接客を心掛けたい。観光客だけでなく、市民にも利用してほしい」と話す。ことしからハイカラ號の運転も担当する運転士湯田聡則さん(35)は「安全運転を第一に明るく元気に頑張りたい」としていた。
ハイカラ號は始発のみ湯の川電停発で、午前9時7分に出発。その後、五稜郭公園―函館どつく、谷地頭電停間を1日7往復する。運行は10月末までで、繁忙期を除く毎週火曜日と悪天候時は運休する。料金は一般車両と同じだが、カード乗車券は使用できない。問い合わせは運輸課TEL0138・52・1273。
提供 - 函館新聞社
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