前建設課長ら 町長の関与ほのめかす…森の官製談合

update 2008/4/11 09:45

 【森】森町が発注した消防防災センター建設工事の入札をめぐる官製談合疑惑で、道警捜査二課などの任意の事情聴取に対し、同町の前建設課長(60)や地元の大手建設会社の社長(55)が、湊美喜夫町長(79)の談合への関与をほのめかす供述を始めていることが10日までに分かった。当時の町議会で同センター工事請負契約について質疑が行われ、同課長が中堅ゼネコンの加わったJVを落札業者に選定した理由について「非常に高度な技術が必要な部分が多いため」と答弁していたことも明らかになった。

 道警は引き続き、偽計入札妨害の疑いで町幹部や地元建設業者ら関係者への事情聴取を続け、容疑の裏付けが得られ次第、湊町長本人からも詳しい経緯について事情を聴く方針。

 05年9月29日の定例町議会本会議で、堀合哲哉町議が同センターの工事請負契約について▽ゼネコンが入札に参入してきた理由は▽JVの組み合わせについて町側からの指示はなかったのか―などと質問。同課長は「JVはそれぞれ(業者側が)任意で組んでいる。私どもはそれを審査して指名(競争入札)に入れているだけ」と説明し、ゼネコン参入については「同センターは一番高いところで約7階建ての高さがある。非常に高度な技術が要する部分が多々あり、そういう部分を含めてこの企業体を選定した」と答弁していた。

 同町議会は同センターの工事請負契約についての議案を原案通り可決している。

提供 - 函館新聞社



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