水コンブ 風にゆらり…小安町で水揚げ作業

update 2008/4/9 11:08

 函館市小安町の沖合では真コンブより3カ月ほど早く、「水コンブ」の水揚げ作業が行われている。軒先には、採ったばかりの黒光りするコンブがズラリとつるされ、春風に吹かれている。

 水コンブは早い時期に採る1年目のコンブを呼び、厚みが薄い分柔らかく、みずみずしいのが特徴。コンブ巻きや煮物のほか、サラダや天ぷらでもおいしく味わえる。戸井漁協では小安支所のみで養殖を行っており、3月中旬過ぎから漁師が天候の良い日を見計らって水揚げしている。

 同町の漁業佐藤紀元さん(65)は8日早朝、約500メートルの沖合で約1時間掛けて10キロ以上を水揚げした。1枚の長さは3―5メートルあり、自宅横にある物干し場で、妻のテツ子さん(62)と1枚1枚手際よく干していた。コンブは日光と風に当てた後、機械で乾燥させ、同漁協を通じて出荷される。佐藤さんは「ことしの水揚げはほぼ終わり。次は真コンブの水揚げが始まる」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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