入園者11年ぶりに12万人突破…熱帯植物園
update 2008/4/9 11:06
函館市営熱帯植物園(湯川町3)の2007年度の入園者数が12万314人に達し、11年ぶりに12万人を突破した。園内改修工事後の“リニューアル元年”となり、新たなイベントを企画するなどソフト、ハードの両面を充実させたことが奏功した。
同園は1970年7月に開園。入園者は74年度に最多の23万7403人を記録したが、その後は減少傾向となり、89年度には初めて10万人を割った。「水の広場」が開設された95年度、翌96年度の2年間は12万人を超えたが、2002年度から再び10万人を下回った。07年度は12月で6年ぶりに10万人を達成し、3月末までに11万人を見込んでいたが、予想を1万人も上回った。
同園改修工事は06年9月から07年4月に掛けて実施。温室に展望台を設置し、花の種類を増やしたほか、屋外の敷地内に足湯も新設した。同園を管理・運営するNPO法人函館エコロジークラブも新たなイベントや体験会を企画し、魅力ある植物園づくりに力を入れた。昨年4月に初めて実施した「花と緑の市」には1日で3000人以上が訪れ、イベント時の入園が好調だったほか、クワガタ・カブトムシの飼育体験会が子供たちの人気を集めた。
本年度は国内最大級のチョウといわれる「オオゴマダラ」の飼育、温室でのセキセイインコの放し飼いなどを計画。同法人植物園担当の坂井正治さん(70)は「入園者10万人台の維持を目指し、訪れる人がいつも新しいことを学べる植物園でありたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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