夢いっぱい コンブとイカで新幹線…福島の鳴海さん
update 2008/4/8 19:49
【福島】コンブなどの特産でものづくりに励み、古里の魅力を伝える福島町日向460、鉄工所経営の鳴海健児さん(68)が、2015年度までに開通する北海道新幹線の先頭車両を仕上げた。全長1メートル30センチ、高さ22センチ、幅75センチ、重さ約4キロで、マイカのイメージを重ねた。計3台つくり、青函トンネル記念館(町三岳32)に1台寄贈を予定し、JR北海道も展示スペースの貸し出しを決めた。鳴海さんは「この新幹線は福島の素晴らしさと未来への希望が詰まった夢の乗り物」と声を弾ませている。
鳴海さんは「自分の特技で地域貢献を図りたい」と昨年4月、町役場に「北前船」をモチーフにしたコンブの宝船を届けて以来、知人の結婚式には祝船、母校の福島小には干支(えと)のネズミの縁起物などを寄贈してきた。
今回は「ひと目で福島を象徴し、夢があるものを」と、各種イベントで地域活性化に取り組む同町三岳73、中塚、建設社長の中塚徹朗さん(50)がアイデアを提供。ペットボトルや廃材で型枠を作り、コンブ2キロ分を張り合わせ、先端にスルメを付けた。
鳴海さんは1975年から88年まで、青函トンネル工事に土木機械担当として参加。当時の苦労や仲間との充実した日々を回想しながら製作したという。「今度は(塗料として)イカスミを使おう」と夢を加速させている。
提供 - 函館新聞社
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