津軽海峡のイルカ情報満載…北大鯨類研究会がリーフレット作成
update 2007/3/20 12:41
北大水産学部の学生研究団体「北大鯨類研究会」(北村志乃代表、会員30人)はこのほど、リーフレット「フェリーに乗ってイルカを見よう」(A4判カラー)を作製した。津軽海峡で確認できるイルカの種類や時期をイラストや写真で示した分かりやすい構成。発行した1万部のうち9000部を19日、函館―青森で運行する東日本フェリー(函館市港町3)に寄贈した。
同会は毎週末、津軽海峡でイルカやクジラなど鯨類の目視調査を行っている。研究内容を広く市民らに知ってもらうとともに、フェリー乗船時間を楽しく過ごしてもらおうと企画。斉藤毅一郎さん(3年)が中心となり「読んで分かりやすい・見て楽しい」を目指し、2月からデータ集計や内容選定に取り組んだ。この取り組みは「北大元気プロジェクト」にも指定されている。
同海峡で頻繁に見られるカマイルカ(体長2メートル)については「高くかま型の背びれ」「動きは活発で頻繁にジャンプ」など身体的特徴や泳ぎ方を詳解。鯨類は5月によく観測されることや、航路と観測ポイントを記した地図なども掲載しており、乗船が待ち遠しくなるような内容に仕上がっている。
斉藤さんら会員は「イルカは肉眼でも見ることができるので、ぜひフェリー上から姿を確認してほしい」と声をそろえ、顧問の松石隆助教授は「修学旅行でフェリーを利用する子どもたちの事前学習などにも活用してもらいたい」と話している。
リーフレットは東日本フェリーのほか、同大窓口でも配布している。
提供 - 函館新聞社
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