遺愛学院のクロッカス見ごろ

update 2008/4/6 12:13

 国の重要文化財に指定されている遺愛学院(函館市杉並町23)の「旧宣教師館(通称・ホワイトハウス)」周辺の、約1000株のクロッカスが見ごろを迎えた。暖かな陽光が、白や紫の薄紙のような花びらを透かして地面に差し込んでいる。

 このクロッカスは、1950年に来函した米国の宣教師、グロリア・リード氏が数株を植え、周辺にある落ち葉などを養分にして分割を繰り返し群落となった。同学院によるとことしは3月下旬から咲き始め、4月上旬まで楽しめるという。

 同館の周囲をぐるりと囲むように咲き誇る様は壮観。若草もえる庭の至る所に顔を出し、わずかな風にも繊細に揺れて春の訪れを告げている。

提供 - 函館新聞社



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