環境問題 1年生 9割興味…附属中アンケート
update 2008/4/6 12:12
函館の環境を考える会(山本正子会長)は、2007年度のアンケート活動の成果「ゴミ減量・リサイクル推進アンケートPARTVI 結果報告書」をまとめた。道教育大学附属函館中学校の全校生徒346人を対象に実施。環境問題や地球温暖化についてなど、中学生の環境意識を把握した。
毎回対象を変えて実施している。今回の調査は昨年11月に同校の1年生116人、2年生121人、3年生109人に実施し、全員から回答があった。
学年や性別を除いた質問は12項目。「環境問題に興味があるか」の質問には、1年生ではほぼ9割が「ある」と回答したのに対し、2、3年では4―7割にとどまった。これについて山本会長は「同校では1年生の時に環境教育に取り組むのでその成果が表れているが、時間経過とともに意識が薄れるのではないか」とした。
「家族と環境問題について話すことがあるか」の問いには、1年は約4割、2年は約3割、3年は約2・5割が「ある」と回答。「日常生活で節電しているか」の設問に対しても、1年生が最も意識が高く、学年が上がるにつれて低くなっていった。
「買い物の時に買い物袋を持参するか」の質問に対し、「している」と回答したのは1年生女子の約4割が最も高く、3年生男子の約2割が最も低かった。自由記述では「もう気付いていないふりをするのをやめたい」や「ごみの分別をしっかりする」「みんなで協力して環境対策をする」「世界中で取り組んでいかなければならない」など、危機感を持っていることがうかがえた。
結果について山本会長は「環境問題への取り組みは、一人一人の意識がなければ継続できない。きれいな地球環境を残すためには、早くから継続的に環境教育を行った方が良い」と話している。
報告書は、会員のほか同市環境部など関係機関に配布。同会の活動拠点の市女性センター(同市東川町)で閲覧できる。
提供 - 函館新聞社
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