ドラえもん展 親子で盛況

update 2008/4/6 12:12

 「みんなのドラえもん展―魅力のひみつ」(道立函館美術館など主催)が5日、同美術館で始まった。開幕を待ちわびた親子連れらでにぎわい、愛らしい国民的キャラクターの世界を楽しんだ。

 「ドラえもん」は、1970年に連載開始された藤子・F・不二雄さんの漫画。未来からタイムマシンに乗ってきたネコ型ロボットで、約40年が経過した現在でもテレビや映画などに登場しており、親子3世代で親しまれている。同日朝に行われた開会式で、同館の中江修館長は「一人一人が心の中のドラえもんと出会って楽しんでほしい」とあいさつした。

 会場には、誕生からこれまでのあゆみや、漫画の白黒原画(一部複製)約50点、映画のカラー原画などの資料展示のほか、“どこでもドア”の模型や、ドラえもんの大型マット、小型電機自動車など現代作家とのコラボレーション作品を紹介している。子どもたちは「あっちにもこっちにもドラえもんが居る」と歓声を上げている。

 原画では、69年12月に発売された「小学4年生」の「予告編」で、この時はまだドラえもんのキャラクターが決まっておらず姿はないという、誕生から謎に包まれていたことを紹介しているほか、友だちや家族とのきずなの大切さを訴える物語もあり、大人と子どもが一緒になって楽しんでいる。

 七飯町大中山の大川慶彦さん(38)は長男の優ちゃん(5)ともに来館。「子どもに頼まれて来たが、自分が懐かしい気持ちになれ興奮している」と話す。優ちゃんは「ドラちゃんに囲まれて楽しい」と笑顔を見せていた。

 期間中、5月3日には等身大のドラえもんが来館し、握手会や記念撮影会を開く。問い合わせは同館TEL0138・56・6311。

提供 - 函館新聞社



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